まだ夢の途中(仮)

関ジャニ∞あれこれ

すばるのこと

熱愛も結婚も、解散も、メンバー同士のドロドロの確執も、…死も、乗り越えてきたけども、脱退というのは初めての経験だ。

こんなにつらいとは。

 

勝手な思い込みだが、関ジャニ∞から誰かが抜けるなんて思ったこともなかった。
終わりがあるのはもちろん承知していたけれども、それはおそらく誰かの死か、解散だろうと考えていた。
クレイジーキャッツが、ハナ肇が死んだときに初めて解散と宣言したように。
まぁ順番から言ったら自分が死ぬのが最初だろうから、関ジャニ∞に関しては何も考えずついていけばいいと思っていた。
あの7人の誰かが抜けるなんてありえないと勝手に思っていた。

 

そもそも私が関ジャニ∞のファンになったのは、すばるの声がきっかけだった。
たまたま知人にライブ映像(desire)を見せてもらって、これは生で聴いてみたい、と思って、次のコンサートに連れて行ってもらったのが始まりだった。結果的にヒナちゃんメインで登録はしているけれど、すばるの声がなかったら私はeighterになっていない。

 

そのすばるが、関ジャニ∞を脱退する。


個人的な考えだけれども、関ジャニ∞が音楽に対して他のグループより力を入れているのは、すばるのためだと思っている。
もちろん、すばる以外にも才能のあるメンバーがたくさんいたというのもあるけれども、それ以上に、あの稀有の声を生かすために…活かすじゃないよ、本当に、「生かす」ために、バンドという形式をとってここまで来たんだと。
でも、音楽中心に傾倒していたからこそ、すばるが自分の道に気づいてしまったことが皮肉というかなんというか。
彼を現実世界につなぎとめるための細い鎖だったものが、旅立たせるための滑走路になってしまった。

 

ジャニーズ事務所というところは、(スタッフにはどうだか知らんけども)エンターテイメントに対して向上心があるタレントを見捨てるところではない。
仮にすばるが「3年休んで留学したい」と言ってもOKは出ただろうと思う。
その反面、残念なことに、本格的に音楽をやりたいと考えたときに、ジャニーズだということが枷になってしまうのも事実。
世間的には、ジャニーズのタレントだというだけで端から評価の対象外になっているように思う。以前、関ジャムって結局音楽業界が売りたい曲ばっか流してるじゃないかってつぶやいたことあるけれども、その対象にジャニーズは決して入らない。私のようなガチのファンが身近にいる友人ですら、まともな評価はしてくれないのが現実なので、ここはもうきれいごと言っても仕方ない。何をやったって、「ジャニーズにしては」という枕詞が必ずついて回る。

でも、私は、すばるならこの枷ごと次のステージに行ってくれるって信じていた。
それだけの声が、魂が、彼にはあると思っていたから。

 

今、何十万人もの人が、すばるの脱退で泣いたり悲しんだりしている。
6人のメンバーはもちろん、スタッフ、ファン、すべての人の生活が変わることを覚悟して、すばるは旅立っていくんだろうと思う。

ならば、半端なことしたら、私は許さない。
時間がかかるのは仕方ないけれど、みんなが「これでよかったんだ」と思えるくらいの結果を出してほしい。
それが何なのかはわからないけれど、何かの形が見えてくるまであがいてほしい。
もう、背中を押すというよりは崖から蹴りだすくらいの注文だけれども、これくらいは最後のわがままで言ってもいいんじゃないかな、って思っている。

 

 

 

 

 

いや、冷静な自分はそう考えてますよ? いちおう、大人だしさ。
理解はしてるよ。すばるの人生だし、好きなようにやったらいい。
でもさあ、感情的には、心は…納得できるわけないじゃん。
やめてほしくないよ。やっぱり戻ってきますって言ってほしい。ツアーで、ドームの真ん中で叫んでほしい。今年だけじゃなく、来年も、その次も、ずっと。
これまでありがとうなんて、今はまだ言えない。
6人でやっていけないとか思ってるわけじゃないんだ、そこは大丈夫だろうとは思ってるけど、そういうことじゃないんだよ。
7人じゃない関ジャニ∞なんて…すばるの声がないなんて考えたくない。

だけど、残念ながら私に何か変えられるわけでもなく、受け入れようというか、受け入れるしかない。


これから、どうでもいいコメンテーターが騒いだり余計な記事が書かれたり、周りに心無いこと訊かれたり、キツいことがたくさんある。これはもうほんと、いくら遮断しても入ってくる。
とりあえずはここを耐えることが餞になるのかな…
ツアーが始まって、6人の関ジャニ∞を初めて見たときに、また何か感じるものがあるんだろう。そこまでは、この気持ちを引きずっていくしかないなと思ってる。

 

昨日の今日できれいごと言えるほど私は優しくない。